無事帰って参りました。

ご声援を頂きました皆様には誠に申し訳ございませんが、
メダルには手が届かず6カ国中4位と言う成績でした。
順位(1.台湾 2.オランダ 3.イギリス 4.日本 5.ウクライナ 6.南アフリカ
正直、今回の身体的能力の差を嫌と言うほど見せ付けられた大会でした。
過去、アウトドアでは感じた事があっても、インドアでは始めての衝撃でした。
台湾チームの代表である郭先生とお話したところ
各国共に今まで以上にWGの位置付けを高くしているようで、強化が進んでいるとの事でした。
特にウクライナは世界選手権の時と比べると数段技術が上がっているとのことです。
私個人的にはウクライナの身体的レベルの凄さ(割れた腹筋、盛上がった大胸筋や太腿)に恐怖を感じました。技術的にはまだ未熟な所はありますが、そのパワーは男子以上でこのまま技術が上がれば末恐ろしいチームになると思います。
また、オランダは一時期低迷が続きましたが、アウトの男子と共にインドアの女子もかなり強化されていました。
イギリスにつきましては、世界選手権と異なりグレートブリテンとしてのナショナルチーム。オランダには持久で劣るものの、パワーは同格の物をもっておりました。
(オランダはストレートライン、イギリスは前高後低。このあたりが持久の差かと?)
さて、ゴールドメダルの台湾ですが、全く別次元の強さを持っておりました。
どのように引かれようが4分間は全くフォームを崩す事のない練習をしてきたとの事で、もともとのパワーにその持久がプラスされており。1本目はとことん対戦相手に引かせ消耗させ、崩れた所を一気に引ききる。2本目は相手の消耗が回復していれば待ち、回復していなければ一気に引ききる。
圧倒的強さでの勝利でした。
台湾は中国との融和が進んだ事により軍需費が削減されたとの事で、この事により浮いたお金をスポーツや学問等の人材育成に注ぎ込んでいるとのことで、WGに向けても全ての種目で資金援助が行われたそうです。お金が余れば道路と箱物を作る何処かの国とは異なるようです。
ちなみに、今回のWGもゴールドメダルをとると、一人当たりサラリーマンの年収以上に相当する賞金がもらえるとの事。うらやましい限りです。
(今回のWGは台湾で行われたスポーツ大会では過去最大のイベントという事で、新スタジアムの建設はもちろんの事、この大会に向ってかなりのインフラ整備も行われたようです。)
綱引自体も非常にポピュラーとの事で、観戦チケットは全て前日までに売り切れ。
報道陣もすごい数。優勝した台湾チームはまさにヒロインでした。
(そりゃ〜競技人口も増えるわ!!)

最後に今回の正直な感想を述べますと、
正直非常に惨めな気がしました。
各国ともに体格も素晴しい上にナショナルチームウェアを着込んだ姿は、
貧相な体格にユニフォーム以外はバラバラのウェアの私達にとっては場違いな所に来たという気分。
ウェアをそろえれば強くなると言う物ではありませんが、
各国の強化体制がそこに見えている気がしました。
世界で戦うのにおばちゃんチーム1チームでどんなにあがいても手が届く所はしれています。
世界で戦うならば真剣に組織的な選手強化とナショナルチームの育成が必要だと感じた今日この頃です。
以上、力足らずで申し訳ございませんでした。
試合の詳細状況も含め、出来るだけ近々HPで試合状況と珍道中をUPするように致します。
次に参加する方々のご参考になれば幸いです。