昔ネタ2 消えたダーツの4

練習所には昔、立派な競技にも使えるダーツのボードがあった。
ある日、長老ガッパのペットのビールカバが思いっきり矢をボードに刺した。
案の定、なかなか抜けず思いっきり引張ったらボードが倒れカバの頭に激突。
そこまでなら、鼻で笑って事は済んだのだが、
なぜかカバがボードを頭に載せたまま「痛い痛い・・・」を連発。
何か刺さっていると言う。
刺さっているなら引き抜けばと思い、みんなでボードを引張ると、
「無理無理・・・痛い痛い」とまた大騒ぎ。
刺さっているって、何がどのように刺さっているのかも、ボードが邪魔をして全く見えない。
仕方ないから、このまま病院に行こうかとみんなが言い出したところ、
一人冷静に長老ガッパが「保険に入ってないからアカン」と言い出した。
そう、この頃カバは国民健康保険未加入者だったのである。
仕方が無いので、みんなで力を合わせボードを少しずつ浮かせながら観察。
どうも、数字を固定している金属のが怪しいのではと言う事になった。
壊したくは無かったが、ペンチを届くとこまで挿しいれ針金の様な金属部分を切断し、
やっとの思い出ボードを取り除いて、カバの頭を恐る恐る見た。
そこには数字の4が・・・・・実は数字の4の右方向へ出ている部分。
それが頭に突き刺さっていたのでした。
大騒ぎした割りには解決すると傷はとっても小さく。
こんな事なら無理やり引張って抜けば良かったと思うほど。
そんなこんなで、遊びに愛用していたダーツのボードは4の部分が無くなり、ほぼ大型ゴミ状態になってしまったのでした。
カバのバカやろう!!