昔話 アイルランド編

むかぁ〜しむかぁ〜し、アイルランドにインドアの試合に行った時のお話。
この時の会場は宿泊ホテルと試合会場が同じ施設内にあり、
とっても移動距離が少なくてすみ、のんびり過ごせる施設だ。
と言っても、明日は試合。
同室のリャマと河童は、早朝の計量に備え、早々に就寝についた。
ヨーロッパの冬の夜明けは遅い。時差が取れない。暗闇の中リャマは時計を見た。
8時20分。
全身の毛が逆立った!!
計量に完全に遅刻である。
横に寝ている河童をたたき起こし!
IDカード、靴、ベルト、ユニフォームを抱えて部屋を飛び出した。
必死に計量所に向って走った。
計量所前に到着。しかし既にシャッターが閉まっている。
計量所に入れない。焦るリャマはシャッターをたたき「開けてぇ〜!!」と叫ぶ!!
でも、誰も答えない。
仕方なくホテルのロビーに向う。
なぜか廊下に居る酔っ払いを避けロビーに走る。
ロビーでホテルの人を呼ぼうとした時だった。
カウンターの時計が目に入った。「2時」夜中だ!
ふと、回りを見ると、ビール瓶を台にして腕立て伏せをしている酔っぱらい。
それを囲む酔っぱらい・・・・酔っぱらい・・・酔っぱらいだらけ・・・・
そう!!リャマは暗闇の中アナログ時計の1時50分を上下反対に見ていたのであった。
すごい時差ぼけだ!!
チャンチャン。